2022年01月26日 更新
どうも、クラゲジュニアです。
spectacleをGUIで使う方法はこちらのページを参照してください。
今回はCUIで使う方法を紹介します。
[TOC]
sudo apt -y install kde-spectacle
これはGUIの時と同様です。
数分くらいかかります。
spectacle -a
マウスを使ってラズパイアイコン
> アクセサリ
> Spectacle
で起動する代わりにコマンドで起動できます。
しかし、これだと結局GUIを使うことになるので、以下ではGUIを一切使わずにキャプチャ保存まで行う方法を紹介します。
spectacle -b -o "test.jpg"
-o
でファイル名を指定して保存できます。
-b
はGUIを起動せずバックグラウンドで実行するという意味です。これがないとGUIが立ち上がってしまい、マウス操作しないと保存できません。
spectacle -b -n -o "test.jpg"
先ほどはCtrl + C
を行わないとプログラムが終了しませんでしたが、-n
を付けることにより、数秒後に自動的に終了します。
spectacle -a -b -n -o "test.jpg"
-a
でアクティブなウィンドウ(一番前にあるウィンドウ)のみがキャプチャの対象となります。
コマンド打ち込みの場合は、常にLXTerminalしかキャプチャされませんが、こちらのページのsubprocess
と組み合わせてPythonプログラムから実行させることで目的のウィンドウをキャプチャすることが可能になります。
他にも様々なオプションがありますのでヘルプを参照してみてください。
spectacle -h
上記のコマンドを打つと、以下のように使い方が表示されます。
使い方: spectacle [オプション]
KDE Screenshot Utility
オプション:
-h, --help Displays help on commandline options.
--help-all Displays help including Qt specific options.
-v, --version バージョン情報を表示する。
--author Show author information.
--license ライセンス情報を表示
--desktopfile <ファイル名> The base file name of the desktop entry for this
application.
-f, --fullscreen デスクトップ全体を撮影 (デフォルト)
-m, --current 現在のモニターを撮影
-a, --activewindow アクティブウィンドウを撮影
-u, --windowundercursor 現在カーソル下にあるウィンドウを撮影します (ポップアップメニューの親を含みます)
-t, --transientonly 現在カーソル下にあるウィンドウを撮影します (ポップアップメニューの親を含みません)
-r, --region スクリーンの矩形領域を撮影します
-g, --gui GUI モードで起動
-b, --background 新しいスクリーンショットを撮影し GUI を表示せずに終了
-s, --dbus Start in DBus-Activation mode
-n, --nonotify バックグラウンドモードで、スクリーンショットが撮影されたときに通知をポップアップしません
-o, --output <fileName> バックグラウンドモードで、指定されたファイルに画像を保存
-d, --delay <delayMsec> バックグラウンドモードで、撮影する前に遅延する (ミリ秒で)
-c, --clipboard バックグラウンドモードで、スクリーンショットをクリップボードにコピー
-w, --onclick クリックされるまでスクリーンショットを待機します。遅延は無効になります
-i, --new-instance Starts a new GUI instance of spectacle without
registering to DBus
-p, --pointer In background mode, include pointer in the
screenshot
-e, --no-decoration In background mode, exclude decorations in the
screenshot
以上です。