2022年07月06日 更新
どうも、クラゲジュニアです。
Raspberry PiをVNC接続で使っていると、ブラウザのChromium
やコードエディタのVSCode
がものすごく遅いです。キーボード入力や反応がイライラするくらい遅いです。解決方法を書きます。
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クラゲジュニアの環境は以下の通りです。他の環境でも似たようなものだと思いますが、各自で調整してください。
VNC設定済みで、解像度は以下でヘッドレス設定しています。
アプリケーションメニュー(ラズパイアイコン) > 設定
> Raspberry Pi の設定
> ディスプレイ
タブにて、ヘッドレス解像度
を1920x1080
に設定
最も簡単な解決方法は、ずばり、ラズパイとディスプレイをHDMIで繋ぐことです。繋いだらラズパイを再起動してください。これで解決します。
解決案1だとVNCを使っている意味が薄れます。そこで、HDMIダミープラグ(HDMIエミュレーター)を購入して繋ぐ案です。これなら小さいのであまり邪魔になりません。ラズパイ4の場合はmicro HDMIですので変換アダプタも必要です。クラゲジュニアは以下の組み合わせでうまくいきました。
HDMI変換アダプタとHDMIダミープラグで相性もあるようなのでご注意ください。
こちらの案はディスプレイやプラグなど不要で、config.txt
の編集を行います。
変更は3ヶ所です。
#hdmi_force_hotplug=1
をアンコメント#hdmi_group=1
と#hdmi_mode=1
をアンコメントし、数値変更dtoverlay=vc4-kms-v3d
とmax_framebuffers=2
をコメントアウト例えばnanoで編集する場合は以下のコマンドを打ちます。
sudo nano /boot/config.txt
変更前(一部抜粋)
# uncomment if hdmi display is not detected and composite is being output
#hdmi_force_hotplug=1
# uncomment to force a specific HDMI mode (this will force VGA)
#hdmi_group=1
#hdmi_mode=1
# (中略)
# Enable DRM VC4 V3D driver
dtoverlay=vc4-kms-v3d
max_framebuffers=2
変更後(一部抜粋)
# uncomment if hdmi display is not detected and composite is being output
hdmi_force_hotplug=1
# uncomment to force a specific HDMI mode (this will force VGA)
hdmi_group=2
hdmi_mode=82
# (中略)
# Enable DRM VC4 V3D driver
#dtoverlay=vc4-kms-v3d
#max_framebuffers=2
保存終了(nanoの場合はCtrl + O
, Enter
, Ctrl + X
)して再起動してください。
ChromiumとVSCodeはこれで速くなりました。ただしその他1部のアプリでは改善しない場合もありました。その場合は解決案1か2がお勧めです。
以上です。