2023年01月23日 更新

WinMergeでちょっとしたデータの差分を見える化しよう

どうも、クラゲジュニアです。

長文の文章の前後比較や、プログラムの更新などの差分を確認するのは、少し骨が折れますよね。

今回はWinMergeというソフトウェアを使って、お手軽にデータの差分を確認できるようにします。ちなみにWinMergeは有志の方によって日本語化されているGUIソフトウェアで、非エンジニアの方でも平易に使うことが可能です。

環境

WinMergeが動作するOSはwindowsのみです。 macOSやLinuxでは配布されていないためご注意ください。

  • OS: windows 10 pro(x64)
  • ブラウザ: Google chrome 109.0.5414.75(Official Build) (64 ビット)
  • WinMergeバージョン: 2.16.24+-jp-3

WinMergeのインストール

こちらのリンクにアクセスして、64bit版ダウンロードあるいは32bit版ダウンロードをクリックします。こちらはご自身で使用されているOSのbit数をご確認の上で同じものを選択してください。

https://winmergejp.bitbucket.io/

ダウンロードボタンをクリックしたあと、下記のページに飛び自動でインストーラーがダウンロードされます。

インストーラーを実行すると下記のような画面が表示されます。 今回はすべてデフォルト設定で動かすため、順に次へを選択して進めます。

インストールが完了するとこのような画面が開きます。 WinMergeを早速動かしていきたいため、そのまま完了をクリックします。

WinMergeを試してみる

インストール完了後、WinMergeが自動で起動します。また、WinMergeはスタートメニューから起動することも可能です。

WinMergeが起動すると、以下のような画面が表示されます。左上のファイルアイコンをクリックしてください。

すると2つのテキストエディット画面が横並びで表示されます。今回は下記の文章の比較をしたいと思います。左右それぞれにテキスト全文をコピーしてください。

  • 左側のテキストエディタ
どうも、クラゲジュニアです。
今日はRaspberry Piで簡単なIoTをするための
テクニックを紹介したいと思います。

まず、必要な部品をこちらから集めていきましょう。
- Raspberry Pi
- Arduino
- ジャンパー
  • 右側のテキストエディタ
どうも、くらげジュニアです。
今日はRaspberry Piで簡単なIoTをするための
テクニックを紹介したいと思います。

まず、必要な部品をこちらから集めていきましょう。
- Raspbery Pi
- Arrduino
- ジャンパー

その後、下図に示す表示更新(F5)をクリックすると差分が表示されます。

差分はtypoのほかに改行なども見える化してくれます。 なお、黄色くハイライトされている箇所はtypoが発生している行で、灰色にハイライトされている箇所は比較対象からみて行が存在しないことを示しています。

差分が見える化されて、人が見落としてしまうようなミスがわかりやすくなるため非常に便利ですね!

補足: 一部分だけ修正する

比較対象のうち、一部分だけ反対側へデータを持っていきたい場合がありますよね。その時には下記の手順を試してみてください。

まず、持っていきたいデータを範囲選択します。

範囲選択したあと、下図の右側へコピーをクリックします。

すると、選択した箇所のデータで反対側のテキストエディタのデータが置き換わります。今回はひらがなでくらげだったところがカタカナのクラゲになりました。

以上です。