2025年08月20日 更新

Windows/macOSでnvmをつかって複数のバージョンのNode.jsを使えるようにする

どうも、クラゲジュニアです。

node.jsの環境を構築する際には、今後のnode.jsのアップデートやデグレードを見据えてすぐにバージョンを切り替えらる状態を作っておくと非常に便利です。

今回はコマンドから簡単にnode.jsのバージョンを変更できるnvmをインストールします。また、Windows環境とmacOS環境それぞれの手順で実施します。

目次

今回の内容は長いため、目次から情報にアクセスしていただくことをおすすめします。

[TOC]

Windows

クラゲジュニアは下記の環境で実施しました。また、今回はWindowsでnvmを使用できるようにしたnvm-windowsの1.2.2をインストールします。

  • Windows 11 Home (24H2)
  • Google Chrome バージョン 138.0.7204.184(Official Build) (64 ビット)

nvm-windowsについてはこちらを参照してください。

https://github.com/coreybutler/nvm-windows

手順

以下のURLを開き、nvm-setup.exeをクリックしてダウンロードします。

https://github.com/coreybutler/nvm-windows/releases/tag/1.2.2

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ダウンロードできたファイルを実行します。PCの環境によってはこのアプリがデバイスへの変更を...といった警告が出てきますがそのまま実行でOKです。

すると、以下のようなSetupウィンドウが開かれるため、ライセンスに同意した上でI accept the agreementを選択してNextをクリックします。

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インストールするパスが表示されます。

基本的にはデフォルトのままインストールして頂いてOKですが、パスに日本語などが含まれる場合はクラゲジュニアのように下記のようなCドライブ直下などにフォルダを作るパスに書き換えると日本語文字列による不具合があっても回避できます。

パスを確認し、Nextをクリックします。

C:\nvm

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有効化したNode.jsの置き場所を指定します。そのままNextをクリックします。

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デスクトップ通知に関する案内がきます。通知してほしくないものからチェックを外し、Nextをクリックします。

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メールアドレスの入力が催促されますが、そのままNextをクリックします。

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インストール先を確認し、Installをクリックします。

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インストールは数秒で完了します。

最後にOpen with Powershellのチェックを外し、Finishをクリックします。

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これでインストールは完了です。

動作確認

コマンドプロンプトやPowershellなどを開き、下記のコマンドを入力してEnterした際に、下記の様なバージョンやヘルプが表示されればOKです。

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macOS

クラゲジュニアは下記の環境で実施しました。また、今回は2025/08/01現在時点で最新バージョンのv0.40.3のnvmがインストールされました。

  • macOS 14.6.1(Sonoma)
  • Apple Sillicon M2

手順

ターミナルアプリを実行し、下記のコマンドを入力します。

curl -o- https://raw.githubusercontent.com/nvm-sh/nvm/v0.40.3/install.sh | bash

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少し分かりづらいですが、export ...といった出力が出てきていればインストールOKです!

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また、以下のような表示が出てきた場合は、「xcode-selectのインストール」のセクションを参照してselectのインストールを実施し、再度上記のcurlのコマンドを実行します。

2025-08-01_14h02_21

xcode-selectのインストール

上記のcurlコマンドが問題なく終了した場合は本セクションの手順は不要です。次の動作確認のセクションに進んでください。

以下のコマンドをコピーし、ターミナルに貼り付けて実行します。

xcode-select --install

2025-08-01_14h05_41

以下のようなポップアップが出てくるため、インストールをクリックします。

2025-08-01_14h06_49

使用許諾契約のウィンドウが表示されるため、同意した上で同意するをクリックします。

2025-08-01_14h07_18

インストールが開始される。クラジュニアは完了まで5分ぐらいかかりました。

2025-08-01_14h07_57

このようなウィンドウが表示されたら完了をクリックします。

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これでxcode-selectorがインストールされました。このあとに最初のcurlコマンドを実行すればインストールできるはずです!

動作確認

ターミナルを一度終了して再度起動し、ターミナルで下記のコマンドを実行します。

nvm

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Node Version Manager ...という表示が得られれば動作確認OKです!

もしエラーが出てきたら...

以下のコマンドを実行してみてください!

export NVM_DIR="$HOME/.nvm"
[ -s "$NVM_DIR/nvm.sh" ] && \. "$NVM_DIR/nvm.sh"
[ -s "$NVM_DIR/bash_completion" ] && \. "$NVM_DIR/bash_completion"

以上です。