2021年12月16日 更新

ラズパイでVNCが遅い・解像度が変わらないトラブル対応

どうも、クラゲジュニアです。
2021/10/30にRaspberry Pi OSがアップデートされましたが、VNCを使った際にトラブルがありましたので、症状と対処法を書き残しておきます。

[TOC]

対象

  • OS:Raspberry Pi OS(32bit) 2021-10-30
  • ハードウェア:Raspberry Pi 4 B, Raspberry Pi 3 B+

ラズパイのハードは2種類で確認しました。ラズパイ4とラズパイ3で症状と対処法が異なります。

はじめに試して欲しいこと

右上にあるアップデートアイコンをクリックしてInstallを行ってください。

インストールが完了したら再起動して下さい。解決した場合はここで終了です!
解決してない方は以下へお進みください。

ラズパイ4の場合

症状

ラズパイからHDMI経由でディスプレイへ画面表示をしていない状態でVNCを行うと、マウス及びキー操作がものすごく遅い。

その他の症状として、ゴミ箱の位置がおかしい。

前提

以下の2つの変更を行っている前提で対処法を説明します。
この前提がない状態で対処するとCannot currently show the desktopという文字が出て何も出来ない状態になるのでご注意ください。

1. config.txtの変更

/boot/config.txtで以下の変更

# uncomment if hdmi display is not detected and composite is being output
hdmi_force_hotplug=1

# uncomment to force a specific HDMI mode (this will force VGA)
hdmi_group=2
hdmi_mode=85

具体的には#を3箇所削除し、hdmi_group=12に変更、hdmi_mode=185に変更しています。

2. 解像度の変更

Raspberry Pi OSのデスクトップにて以下の設定

  • メニューアイコン > 設定 > Screen Configuration
  • Configure > Screens >HDMI-1 >解像度 > 1280x720
  • Configure > 適用

Screen Configurationがメニューにない場合は以下の設定

  • メニューアイコン > 設定 > Raspberry Pi の設定
  • ディスプレイタブ > 解像度を設定 > DMT Mode 85 1280x720 60Hz 16:9

対処法

/boot/config.txtdtoverlay=vc4-kms-v3dをコメントアウトする。
コメントアウトとは行の先頭に#記号を付けることです。

nanoで編集する場合は以下のコマンド。

sudo nano /boot/config.txt

変更前

dtoverlay=vc4-kms-v3d

変更後

#dtoverlay=vc4-kms-v3d

Ctrl + O, Enter, Ctrl + X の3点セットで上書き保存したら再起動してみてください。

ラズパイ3の場合

症状

ラズパイからHDMI経由でディスプレイへ画面表示をしていない状態でVNCを行うと、ディスプレイ設定に関係なく解像度が720x480固定になっている。

対処法

2つの設定が必要です。

1. compositeを無効設定

config.txtdtoverlay=vc4-kms-v3d,nocompositeを追加。

nanoで編集する場合は以下のコマンド。

sudo nano /boot/config.txt

変更前

dtoverlay=vc4-kms-v3d

変更後

dtoverlay=vc4-kms-v3d,nocomposite

Ctrl + O, Enter, Ctrl + X の3点セットで上書き保存します。

2. Headless Resolutionで設定

Raspberry Pi メニュー > 設定 > Raspberry Pi の設定



ディスプレイタブのHeadless Resolution:に注目



ウィンドウの右側で解像度設定できるので1280x720を選択して再起動


※ただし,nocompositeを加えるとHDMIケーブルを繋いでもディスプレイに映らなくなります。ディスプレイに映す場合は,nocompositeを削除してください。



以上です。