2022年03月02日 更新
どうも、クラゲジュニアです。
電子工作で使う「はんだごて」の種類についてご紹介します。
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大きく4種類あります
はんだごて選びのポイントとなる「無鉛はんだ」ついてはこちらのページを参照してください。
画像引用元:秋月電子通商
見た目は、こてに穴が空いているのが特徴です。
1,000円以下で手に入る安いはんだごてです。100円均一ショップのダイソーでは税抜き500円で販売されています。
安い代わりに、コンセントに挿してからはんだが溶ける温度までに時間がかかります(例:3分以上)。また、無鉛はんだには不向きです。
使う頻度が低く、ピンヘッダのはんだ付けや、線に軽くはんだ付けするのが主な用途であれば、これで十分だと思います。
画像引用元:秋月電子通商
2,000~3,000円くらいで手に入るはんだごてです。コンセントに挿してからはんだが溶ける温度までの時間がニクロムヒーターに比べて短く(例:1~2分)、持ち手の部分からこて先までが短く使いやすいです。ただし、無鉛はんだには不向きです。
使う頻度が高く、有鉛はんだを使う前提であるならば、このはんだごてがお勧めです。
画像引用元:秋月電子通商
温度調節ができるはんだごて、略して温調式と呼びます。
調節するためのつまみやボタンが付いているのが特徴的です。
価格は4,000円以上と高価ですが、無鉛はんだにも適したはんだごてで、コンセントに挿してからはんだが溶ける温度までの時間がとても速い(例:30秒以下)です。
LEDインジケーターや、デジタル表示、スリープモード機能など、最近の温調はんだごては値段によって様々な付加機能があります。
無鉛はんだを使うことがあるのであれば、これ一択だと思います。
画像引用元:秋月電子通商
その名の通り、コードの無いはんだごてです。ガス式や電池式などがあります。
性能はセラミックヒーターはんだごてに近いです。
電池式の場合は持ち手が太く、こて台に置きにくいなどのデメリットがあり、初めて購入するはんだごてには向いてませんが、どこかに持っていったり、出先や展示会などで急に修正しなければならないときなどに重宝します。
お金に余裕があれば、温調式が一番お勧めです。
はんだ | 価格 | 無鉛はんだ | 立ち上がり時間 | その他 |
---|---|---|---|---|
ニクロムヒーター | 〇安い | △不向き | ×遅い | 100均などでも手に入りやすい |
セラミックヒーター | △普通 | △不向き | △普通 | ニクロムヒーターより使いやすい |
温調式 | ×高い | 〇対応可能 | 〇速い | 最も性能が高く使いやすい |
コードレス | △普通 | △不向き | △普通 | 携帯性に優れる。初めての購入には向かない |
以上です。